
はじめに
こんにちは。
昨年と同様、この時期は全体の相場が下がりますね。
そんな中、給付金 (エアドロップ)の発表は嬉しいハプニング。
今回は、先日発表されたOptimismからの給付金 $OPの獲得対象になるためにやったことを書いていきます。

-ご注意
この記事に書いてあるクエスト内容を、他プロジェクトで行っても給付金が貰えるようになるわけではありません。参考程度にとどめておいてください。
まずは獲得結果
まずは、獲得結果です。
私の場合は、6条件中、下記の2項目が対象でした。
No. | 配布条件 | 配布数量 |
1 | Repeat Optimism User | 1584.42 |
2 | Optimism User | 727.37 |
Total | 2311.79 $OP |

上記トークンを獲得するためにOptimismを触った期間、トランザクションの回数、実際に発生したガス代費用などは下記のとおりです。
- クエスト期間 - 2021年11月1日~2022年2月末日
- Total Transaction 回数- 50回未満
- L1からL2へブリッジしたETH - 0.1 $ETH未満
- Optimism内利用ガス代 - 実質$10未満
- 作業時間 - 約5時間 (リサーチ含む )

当時のレートで約$430 (本日レートで約$278)。
クエスト狙いとしては初めての試みでしたので控えめに$500を予算として設定。少々中途半端なETHだったので、予算額を下げてキリ良く$0.1 ETHにしました。
上記2項目の他に、下記が対象項目としてOptimismから公開されていました。
No. | 配布条件 | 配布数量 |
3 | DAO VOters | 254.45 |
4 | Multisig Signers | 1,114.23 |
5 | Gitcoin Donors | 520.34 |
6 | Users Prices Out of Ethereum | 383.27 |
Total | 2272.29 $OP |
また、その他に3種類のOverlap Bonusが設定されており、これが給付金狙いの人と、本当にクリプトを触っている人達と、その獲得数量に大きな差が出たとこでした。
No. | 配布条件 | 配布数量 |
1 | 4つの条件達成者 | 3913.29 |
2 | 5つの条件達成者 | 12,449.18 |
3 | 6つの条件達成者 | 25769.80 |

単発項目合計 - 4584.08 $OP
Overlap Bonus - 25769.80 $OP
Total 30,353.88 $OP の獲得。
1項目のみ達成したユーザーは、最低 254.45 $OPです。
項目の高い条件を達成できたから良かったものの、このOverlap Bonusを逃したのは非常に大きかったというのが今回のクエスト反省点です。
給付金獲得対象になるためにやったこと
給付金獲得対象のために行ったことは、下記の5つです。
- L1 から L2へのブリッジ
- スワップ
- ウォレット同士の送付 / 受け取り
- NFTのmint
- 流動性の供給

延々と毎日触ることが現実問題「ストレス」なので、私の場合は、内容を決めた後は、頻度として月に10回程度。
触るときは1日に多くても5回程度にしておいたら、そこまで拘束時間も発生しないだろうと予測しました。また、一般的にそこまで毎日transactionを行うほどやる事もないので、運営も過剰な回数は求めていないのではと考えました。
重点項目を意識しながら立ち回った結果、このウォレットがエアドロ対象と判断されたので、全体の方針としては正解であったのですが、給付項目3及び4は、Optimismの「外の世界」の出来事なので、そこは盲点でした。
特にVoteは、他ウォレットで実績あり、しかし提案履歴なし。
Multi-Sigは、他ウォレットで数回ある程度。
そのため、もう少し視野を広げて頑張っていれば、取れた内容でした。
そう考えると、4条件は達成できたので、7593.76 $OPは獲得できました。
実際の獲得数 2311.79 $OPと比較しても、その差は大きく、大きな声で喜んで良いものではないなというのが振り返ってみた感想です。
今回の反省点と教訓
まず、反省点。
- 視野を広げるべきだった
Optimismの世界だけでなくEthの世界での活動も加味する。
よくよく考えたら、そこはBot対策が課題なのだから、予測できただろって思っています。
年末年始のガス代利用に応じたトークンの配布などのエアドロもあったので予測できていなければいけない部分でした。 - ウォレット分散しすぎ
中途半端なTransaction HistoryはX。
これは、voteとmultisigを逃したことからの反省点です。分散も重要ではありますが、特にEthの世界を中心に取引実績をしっかり作る必要があり、それも網羅的に様々な種類をこなす必要があります。改めて、常日頃からvoteやプロポーズなどを忘れないプロジェクトに入っておく必要があると思いました。 - めんどくさがらない
これは、2に続きます。やはり目に見える恩恵が無い場合、腰が重くなります。特にvoteや提案などは、私の場合、それにあたりますが、思いついたことはめんどくさがって寝かせずに、コミュニティで積極的に発言する方が良いなと痛感。
次に、教訓。
- ボット対策でボーナスがあるので、給付金獲得を目指すならボーナス獲得まで目指す
やはり、運営の悩みのタネでもあるのがbotや給付金狙いでのみしか使わないユーザー。
彼らと本当のアクティブユーザーとの差別化のために、今回はボーナスが設定されましたが、正直触るなら、ボーナス獲得するまで触るのが吉ではないでしょうか。 - クエスト時に利用する金額は重要視されない?
極端に1万ドルを入れる人を1人増やすよりも、1,000ドルで10人ユーザーを増やすのならば、まずはアクティブユーザー獲得のために運営も後者を選択します。
それが今回、実証できたので、今後のクエストでも特に高い金額は意識しなくても良いと教えられました。ただし、今回はラッキーだったのではと思っています。
マルチウォレット対策として、1.5ETH以上の実績なり保有を求められる可能性もあります。 - 運営側はイーサのガス代高い問題を助けようとしてくれるスタンス寄り
やはり、ガス代は新規のアクティブユーザーを獲得するための課題。特にL1だとガス代は決して安くはないです。その部分の費用分はエアドロでサポートしようという傾向が見受けられます。

給付金クエストはやるべきか !?
これは、プレイヤー各自の懐事情にもよりますので何とも言えません。
実際に費用も発生しますし、時間も拘束されます。
そもそもクリプトを触ることが苦手な方にはオススメしません。
しかし、実際に様々なプロジェクトを触ることによって、体感ベースでそのプロジェクトの良し悪しを感じ取っていただき、そしてそのクエストを行うことによって新しい技術・知識を得ることができます。
また、実際に大きな金額の予算を投じる必要もないため、トレードを主にしない方でも場合によっては収益を得ることができます。
メリットもあればデメリットもありますので、よくよく自分のライフスタイルや性格などを考慮した上で決めていただくのが良いです。
そして、今回のクエストを通して痛感したことが、1点。
「やるからにはやったほうが良い」と身を持って感じました。
たかがクエスト、されどお触り。
このOverlap Bonusを獲得できなかったのは本当に痛い。
実際にクエストを行う際は、よくよく吟味・計画した上で実行にうつしてください。

私も、5時間分の給料$700になれば良いかなってレベルにしてます。
クエストを行うことにより今後期待できる給付金 (エアドロップ)
- Arbitrum
- zkSync
- Sablier
- Metamask
- Hop Protocol
- Galaxy
などなど。

今から初めて触る場合、給付対象外となる場合もあります。
お気をつけください。
最期まで読んでいただきありがとうございました。