2023年2月10日に、OPトークンの2回目のエアドロップが対象ウォレットに直接行われました。
この記事では、そのエアドロップについて解説し、今後のアクションの判断材料となる情報を提供します。
目次
OPの配布数と対象ウォレット数 / 対象ウォレットの増加
2023年2月10日に行われた$OPの2回目のエアドロップでは、11,742,277.10枚のOPトークンが対象の307,965のウォレットアカウントに直接配布されました。( スナップショット - 2023年1月20日 )
#1に248,699のアドレスに配布された時に比べ、対象ウォレットの数が大幅に増加したことが特徴です。
これにより、より多くの人々が$OPトークンを受け取ることができるようになりました。
今後の配布にも注目が必要です。
エアドロップの対象条件
2回目のOPトークン配布の対象条件は、以下の2つです。
- ガバナンスへデリゲートしていたユーザー
- Optimismのネットワークを使用していたユーザー
上記いずれかの条件を満たすことで直接 OPトークンを受け取ることができました。
次回配布される場合、特にデリゲートは大事な要素です。
今回の最大獲得枚数
以下が各条件を満たした場合の最大獲得枚数です
- ガバナンス委任報酬:最大5,000 OP
- Gas Usage Reward:最大$500のガス代に基づくOP報酬
- ボーナス:最大2倍
これらの条件をすべて満たすことで、5,000 OPに加えて$500相当のOP報酬を受け取ることができました。
さらに、ボーナス条件を満たすことで最大2倍の報酬を獲得することも可能でした。
条件 - 1 ガバナンスへ参加していた場合の配布数量
2回目のOPトークン配布では、ガバナンスへ参加していたユーザーに対して、ガバナンス委任報酬が与えられました。
ただし、これには条件があり2,000 OP以上のトータル委任日数 ( OP Delegated x Days )という条件を満たしている場合に限り配布の対象となりました。
*トータル委任日数の算出方法
デリゲートするOPの枚数 x デリゲート期間
例 - デリゲート OP 1,000 x デリゲート期間 200日の場合 : 200,000 OPがトータル委任日数 ( OP Delegated x Days ) になります。
このトータル委任日数に0.42/365 OPを掛け合わせた数値が今回の配布数量になります。
ただし、1 アドレスあたり最大5,000 OPの報酬と配布数量に制限がありました。
*Token House GovernanceからOPを受け取ったアドレスは対象外です。
ガバナンスへの参加期間が長いほど報酬も大きくなるため、ガバナンス委任報酬を狙う場合は、積極的にガバナンスに参加することをおすすめします。
条件 - 2 Optimismネットワークを利用していた場合の配布数量
今回は、Optimismのネットワークを使用していたユーザーに対して、ガス使用報酬が与えられました。
Optimismで平均1回のL1トランザクションの費用($6.10)以上を支払った場合に対象となり、この報酬は、ガス料金の80%をOPで返金し、アドレスあたり最大$500のガス料金を返金する形でOPが配布されました。
Optimismでのトランザクションが多い場合は、ガス使用報酬を狙うこともできるため、ここは大事な要素の一つです。
条件 - α ボーナス条件
#1のエアドロップ時でもOPは、ボーナス要件がありました。
今回のボーナス要件は、こちらです。
属性 / ボーナス ( x ) | 要件 |
属性0 / ボーナスなし | - |
属性1:x 1.05 | スナップショット時に20 OP以上を委任していた |
属性2:x 1.10 | 54,367 OP委任日数 ( = 委任数量 x 委任日数 )を達成していた |
属性3:x 1.50 | Optimismで6つの異なる月にわたってトランザクションを実行していた |
属性4:x 2.00 | $20以上のガス料金を支払った |
* 属性2の 54,367 OP委任日数は、エアドロップ#1の最小報酬(271.83 OP)を200日間(2022年7月4日以降)委任するのと同等でした。
*トランザクションは、トークンの承認、トークンの送信、ETHのラップ / アンラップを除きます。
* "異なる月"とは、スナップショット日からの過去30日間の期間を指します。
以上がOptimismのエアドロップ#2に関する報酬タイプ、基準、対象アドレス数、報酬配分、およびボーナス属性の詳細です。
Q & A
今回、デリゲート ( 委任 )をしていませんでした。その場合、何枚 $OPを獲得できたのでしょうか。
ガバナンス委任報酬は、デリゲートしていなかったユーザーは対象外です。
したがって、デリゲートしていなかった場合は、ガバナンス委任報酬をゼロです。ただし、アクティブなOptimismユーザーであった場合、Gas Usage Rewardを受け取ることができる可能性があります。
仮に初回1,000 OPを2022年7月4日からスナップショットまでの200日間を委任していた場合、何枚のOPをガバナンス委任報酬として受け取ることができたのでしょうか。
約 260 $OPを獲得できました。
算出方法は、下記のとおりです。
Total OP = ( デリゲートする$OP ) x ( デリゲート期間 ) x ( デリゲートしたOPの一日あたりの報酬 )
ここに、質問の数値を入力すると
Total OP = 1,000 x 220 x 0.42 / 365 Total OP = 253.15 OP
となります。
ただし、ここにボーナスとして今回は最大で上記の枚数 x 1.05 ~ 2.00を獲得することができました。
$20以上のガス代を払った場合はどれぐらいOPを獲得できたのでしょうか
Gas Usage Rewardの報酬は、アクティブなOptimismユーザーで、Optimism上で平均1回のL1トランザクションの費用($6.10)以上を支払ったアドレスに適用されます。報酬額は、アドレスが支払ったガス代の80%で、最大$500のガス代が返金されます。また、返金されるガス代はOPに変換され、返金時の市場価格に基づいて計算されます。
したがって、$20以上のガス代を支払ったアドレスは、最大で返金される$500に基づいてOP報酬を受け取ることができます。ただし、アドレスがToken House GovernanceからOPを受け取った場合は、この報酬には含まれません。
まとめ
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
前回のOPの記事でも書いた通り、今回のエアドロップではガバナンスへの参加が枚数を多く獲得するために非常に大事な要素でした。
#1エアドロップ時のミニマム配布数量の271.83 OPをデリゲートしていた場合、ボーナス条件も満たしているので、125.11 OPを獲得できました。配布時のOP価格が$2.4だったので、$300近くを獲得することができたことになります。
今後のエアドロップでも同様の報酬が期待できますので、この記事が参考になれば幸いです。
次回エアドロップ獲得の参考の一つにしてください。
参考
- https://community.optimism.io/docs/governance/airdrop-1/
- https://community.optimism.io/docs/governance/airdrop-2/#bonus-attributes
- https://community.optimism.io/docs/governance/airdrop-3/
ご注意事項
- この記事は、投資を推奨するものではありません。
- また、記事を読むだけでエアドロップを獲得できるわけではありませんので、あらかじめご了承ください。